アスレチックトレーニング

カレッジバスケトレーナーの一日!アスレチックトレーナーとは?

みなさんこんにちはAKIRAです!

プロフィールにもあるように、私は現在アメリカの大学のバスケチームで、アスレチックトレーナーとして働いています。

カレッジバスケシーズンも開幕して二か月近く経ち、10試合以上消化したこともあって、仕事が落ち着いてきたので、今日はホームゲームでのアスレチックトレーナーの一日を、皆さんにご紹介できたらなと思います!

自分のテーピングを披露している動画もあるので、最後までお楽しみください(笑)

アスレチックトレーナー(AT)とは

日本でトレーナーと言うと、パーソナルトレーナーやStrength and conditioning coach(フィジカルトレーナー)を思い浮かべる方が大半だと思います。

ATでも体を鍛えるトレーニングを、指導する人もいますが、メインの業務は、怪我の予防・応急手当、練習、試合中の怪我の診断・評価、そして怪我のリハビリなどです。

医療従事者なので認定試験もありますし、働く州ごとにライセンスがあるので、それも取らなければなりません。

選手の健康管理を含む仕事なので、働くチームのレベルにもよりますが、基本的に遠征も含めて、全試合チームに帯同します。

試合や練習でのアスレチックトレーナーの立ち位置は、スポーツチームの練習中や試合中の怪我の度合いを診断して、チームドクターに診せるのか、自分たちで治療できるのか、それとも救急車を呼んだほうがいいのかを判断するFirst Responder(緊急対応者)です。

試合当日朝(午前11:00)

今日の試合は夕方6時半からのナイトゲームなので、朝はゆっくりです。

普段ならお昼の12時ぐらいまで、仕事に行かなくてもよいのですが、相手チームが11時から軽い練習(バスケ用語ではShoot around)をするというので、

10時半には試合会場となるアリーナに行って、相手チームのお水とアイシング用のアイスを準備しました。

練習や試合のための水分補給用のお水や、ゲータレードなどのスポーツドリンクを用意するのもアスレチックトレーナーのお仕事です。

正午を過ぎたくらいから、自分のチームの選手がトリートメントやストレッチ、テーピングのために来るので、自分のオフィスのあるトレーニングルームで待機します。

Shoot around(午後1時)

試合日当日に行われるこの軽めの練習は、Shoot aroundと呼ばれるもので、試合前最後のフォーメンションの確認をやったり、相手チームのプレイビデオを見て、相手チームの特徴を確認したり、フリースローやスリーポイントのシューティングをやったりなどチームによって様々です。

基本的にビジターのチームが先にShoot aroundをすることが一般的です。

自分はこの間、コート内でストレッチやウォームアップのお手伝いをしたり、怪我が起こった時に対処できるように練習を見守っています。

試合開始4時間前(午後2:30)

Shoot aroundも終わって選手はここで試合前最後の食事をとります。

食事はサンドイッチやパスタなど、炭水化物系の食べ物が多いです。

アスレチックトレーナーである自分は、選手たちがこの食事を取っている間に、試合に必要なお水とアイシング用の氷、タオルなどを、自分のチームのベンチサイド、相手チームのベンチサイド、そして自分、相手チームのロッカールームにセットします。

このお水や氷の準備は、学生アスレチックトレーナーにやらせることが多いのですが、自分が働いている大学では学生トレーナーがいないので、AKが自分で全部やらなければなりません(´;ω;`)

試合開始2時間前(午後4:30)

ここが試合前最後のトリートメントをする時間になります。

試合用のテーピングをするのもこの時です。

実際のケーエーのテーピング時の映像がコチラ↓

短くスピード感ある感じでまとめたかったので1.5倍速に編集しました(笑)

実際は2分ぐらいかかってます。

肌や毛を保護する、青のプリラップと呼ばれるものを含めて、2分ほどなので、自分でいうのもなんですが結構早いほうだと思います(笑)

この選手はあまりキツくテープされるのを嫌うので、他の選手よりも少し軽めのテーピングです!

試合開始1時間前(午後5:30)

選手は試合開始1時間半前にはロッカールームにいます。そして試合開始の1時間前に、試合をするコートでチームウォームアップを開始します。

このウォームアップをリードするのはフィジカルコーチの仕事ですが、アスレチックトレーナーである自分もお手伝いしたり、フィジカルコーチがいない時はケーエーが代わりにやったりもします。

 

そしてウォームアップが終わったら相手チームのアスレチックトレーナーに挨拶をして、さらに自分のチームのチームドクターにも、今のチームの状況や怪我している選手がいれば、その選手の容態などを報告します。

それから両チームのベンチに、必要なものが全てそろっているかの確認を行い、ロッカールームに戻り試合前最後のチームミーティングに参加して、スーツに着替えます。

野球やサッカーなどの屋外スポーツでは、アスレチックトレーナーや他のスタッフもポロシャツに短パンとラフな格好ですが、バスケやバレーなどの屋内スポーツでは、裏方やスタッフもスーツなどの正装で試合に臨むのが一般的です。

そしてまたコートに戻り、試合前に国歌斉唱をして、午後6時半ピッタリに試合開始です!

男子カレッジバスケは前半20分、ハーフタイム、後半20分の2ピリオド制です。試合時間が決まっているスポーツなので、大体2時間から2時間半で終わります。

試合は格上相手に互角の戦いをしましたが、最後突き放されて結局負けてしまいました(´;ω;`)ウゥゥ

試合終了後(午後9:00頃)

試合終了と共に、相手チームのアスレチックトレーナーのところに行き、チームドクターに診てもらいたい選手がいるかどうかの有無を確認します。

その後でチームドクターにも挨拶に行き、もし自分のチームの選手でドクターに診せる必要がある選手がいれば診てもらいます。

相手チームのアスレチックトレーナーや自分のチームドクターと密にコミュニケーションをとるのもアスレチックトレーナーの大事なお仕事です。

そして試合後のチームミーティングに参加、基本的に負け試合の後のミーティングは長いです(笑)

ミーティングから解放されたら、水分補給用のお水とアイシング用の氷の片付けをして、自分のオフィスに戻ります。

もし試合中に怪我人が出た場合はその治療をします。試合後の治療は痛みを取り除くことを目的に、アイシングや電気治療がメインです。

そしてその怪我の出来事をInjury reportとして診断書を書きます。

 

どのように怪我が起こったのか?

どのような怪我なのか?

復帰までにはどれくらいかかりそうなのか?

 

などなどを詳しく記します。

この診断書を書くお仕事は英語でPaper Work(ペーパーワーク)と呼ばれていて、多くのアスレチックトレーナーが嫌がる職務の一つです。自分も昔は苦手意識がありましたが最近では特にツラく感じることもなくなりました。

これも終わったら一日の仕事も終わりです!

この日は後片付けに時間がかかり、自分のオフィスを出た時には22:00過ぎでした(^^;

試合の翌日は練習の時もあればオフの時もありますが、アスレチックトレーナーは選手のトリートメントをしなければいけないので、オフであろうとなかろうと、試合の次の日も仕事に行かなければいけません( ノД`)シクシク…

まとめ

いかがだったでしょうか?アスレチックトレーナー、またスポーツチームで働くスタッフの様子や雰囲気を、少しでも感じていただけたでしょうか?

スポーツチームで働くスタッフは基本的に、シーズン中は休みなく毎日働いています(^^;

その代わりオフシーズンに数週間まとまった休みをとるのが一般的です。

スポーツチームという華やかな舞台で働いていますが、実際の業務内容は地味だったりします(;^ω^)

日本ではまだ、スポーツチームで働くトレーナーの仕事内容というのは、あまり知られてないと思うので、このブログで雰囲気だけでも感じていただけたら嬉しいです!

日本でもアスレチックトレーナーやチームで働くトレーナーの必要性が認知されて、需要が高まることを切に願っています。

最後に一言: 今回はホームゲームの様子について書きましたが、アウェイゲームや遠征の様子を書いた記事も近日中に公開するのでお楽しみに!