こんにちはAKIRAです!
このシリーズは、AKIRAが現在実際にアスレチックトレーナーとして働いている、カレッジバスケチームの、遠征の様子をお伝えするドキュメントです(笑)
ホントは一つにまとめるつもりだったのですが、自分が思ったよりも長くなってしまったので、前後編に分けました。
前回は遠征に至るまでの、流れについて書きました!

今回は実際の遠征の旅程の様子や食事などを中心にお伝えします!
飛行機で西海岸へ
AKIRAが働いている大学はアメリカ南部の田舎街です。
なので最寄りの空港まで,バスで2時間かかります(;・∀・)
渋滞にも見事にハマり(笑)
2時間半でなんとか空港に到着です。

チーム全員のチェックインもドタバタでしたが無事終わりw
飛行機に乗り込みます!

因みに空港では、上下真っ青で学校とチームのロゴが入っているジャージ姿だったので、空港にいる人すべての視線を浴びて、更にどこから来て、これからどこへ試合しに行くのか、見知らぬ人たちに嫌と言うほど質問されました(笑)
3時間半ほど飛行機に乗り、昼過ぎには、無事西海岸に到着。
遠征1日目
ホテルに行く頃には、既に夕方、休む間もなくそのまま相手チームのコートで練習!
泊ったホテルはMarriottで、中々いい立地条件のところでした。

9時ごろホテルに戻ってきて、そのままミーティングと晩御飯をホテルで食べます。
晩御飯はアメリカで大人気のメキシカンファーストフードのChipotleをケータリングしたものをホテルで食べました。



自分は欲張って取りすぎてしまい、メガ盛りのようになってしまいました(笑)

美味しくいただきました!
そしてその後またミーティングで相手チームを分析した映像を見ました。
結局就寝できたのは深夜でした(^^;
- 6:00 ロッカー集合
- 6:30 バスで空港へ
- 15:30 西海岸到着
- 16:30 ホテル到着
- 17:00 ミーティング
- 18:00 試合会場で練習
- 20:00 練習終了
- 21:00 ディナー
- 21:30 ミーティング
- 22:30 選手のトリートメントなどなど
- 24:00 就寝
遠征2日目
翌朝は9時からチームで朝食、その後Shoot-aroundを近くのジムで行いました。
Shoot-aroundはバスケでよく使われる単語です。
「軽めの調整、軽めの練習」
といったような意味があります。
その調整をしたジムが、高級住宅地にあったのですが、見た目は全くジムに見えませんw

ホテルかな?(笑)
高級車もたくさん駐車場に止めてありました(;・∀・)
1時間半ほどの練習を終えて、ホテルに戻り、そこから3時までは自由時間。
昼寝をする選手もいれば、宿題をする選手もいたりと様々です。
自分は選手のトリートメントなどをしており、結局自由に使えた時間は1時間ほど(´;ω;`)
お昼時間も過ぎていましたが、すぐにPre-game mealという事もあり、お昼ご飯はなし( ;∀;)
3時から対戦相手のビデオを見てミーティングをして、その後 pre-game mealを食べます。
Pre-game mealとは?

その言葉の意味通り、日本語で「試合前の食事」という意味です。
今まで様々なスポーツで働いてきましたが、どのスポーツも大体、試合開始の3時間前から4時間前に食事をとります。
チームでレストランに行く場合もあれば、遠征先のホテルにレストランのケータリングを呼んだりと、その形は様々です。
この食事以降、試合前に食事をとることはありません。
お腹が空く選手はスナックとして、エナジーバー(カロリーメイトのようなもの)やリンゴやバナナなどのフルーツを摂ったりします。
いざ試合会場!

Pre-game mealとミーティングの後は、19:00時の試合開始に向けて、選手各自集中力を高めていきます。
自分は選手のテーピング(足首や足の指など)をこの間にしています。
16:30に試合会場に向けて、バスで出発します。
大体は試合開始の2時間前に向かうことが多いのですが、今回は渋滞の激しい地域だったので、早めの出発でした。
17:00時過ぎに試合会場に到着。
選手はロッカールームで着替え、そのままロッカーで集中する選手もいれば、コートに行って軽くシューティングする選手もいます。
18:00時にチーム全体のウォームアップ開始、Strength and Conditioningコーチがウォームアップをリードします。
Strength and Conditioningコーチは、日本でいうところの、筋トレを指導するトレーナーです。
お金がある強豪校の場合は、2人が遠征に帯同したりしますが、ウチは弱小校なので1人( ノД`)シクシク…
医療専門のトレーナーである自分は、このとき特にやることもないのですが、Strength and Conditioningコーチの経験もあるので、ウォームアップのお手伝いをさせられます(笑)
ウォームアップ後は一度ロッカーに戻り、汗を拭いたり、着替えたりして、試合開始前の最後のミーティングを行います。
試合開始の10分ほど前にコートに出ていき、最後にもう一度シューティングを行った後、国歌斉唱、そして試合開始です。
今回対戦した強豪校の名前は出しませんが、このカンファレンス(リーグ)に所属しているチームです。

日本人である、八村塁選手が所属する、Gonzaga(ゴンザガ大)もこのカンファレンスです。
残念ながら今回対戦したチームはゴンザガ大ではないので、本人に会うことはできませんでした。
善戦はしたものの、強豪校との差は大きく、負けてしまいました _| ̄|○
21:00時過ぎに試合が終わり、ロッカーに戻り試合後のミーティングをして、試合会場を後にします。
ホテルに戻るころには22:00時過ぎ、ここから試合後の食事や、トリートメントを行い、寝るころには深夜を回ってました(笑)
次の日は移動日で、朝5時起きで、次の対戦校のところに向かうので、なかなかタフなスケジュールです。
因みに試合後の食事は宅配ピザでした(笑)
スポーツ選手が試合後にそんな食べ物でいいの?と思う方もいらっしゃるかもですが、基本的にお金がないアメリカのスポーツチームの試合後の食事は、ピザが定番です(;^ω^)
- 8:30 モーニングコール
- 9:00 朝食
- 10:00 Shoot-around
- 12:30 フリータイム
- 15:00 Pre-game mealとミーティング
- 16:30 試合会場へ
- 18:00 ウォームアップ
- 19:00 試合開始
- 21:00 試合終了、ホテルへ
- 22:00 晩御飯、トリートメントなどなど
- 24:00 就寝
遠征の流れとしてはこんな感じです。
この次の日に、また飛行機に乗って、次の遠征先に向かいました。
ここでも対戦校名は避けますが、このカンファレンスに所属している学校です↓

現在、NBAのヒューストンロケッツでプレーしている、有名選手の母校です!
ここでも前半こそは、それなりの試合をしましたが、後半にはミスも重なり、負けてしまいました(´;ω;`)ウゥゥ
遠征終了、そして家路へ

試合が夜だったので、試合後ホテルで一泊して、次の朝6時に空港に向かいフライト、最寄り空港に到着、そこからチームバスで2時間半かけて家路につきました。
4泊5日の遠征で、2つの強豪校との対戦で心身共に疲労していたので、家についたとたんに眠ってしまいました(笑)
以上が主な遠征の流れでした。
まとめ

いかがだったでしょうか?
みなさんが想像していたようなものでしたか?
それとも全然違いましたか?
自分はだいぶ慣れましたが、やはり遠征は疲れるものです(;´Д`)
前編と後編の2回に分けて書いてきたこのブログ記事でしたが、カレッジバスケボールチームの遠征の流れや、雰囲気が掴めてもらえたら嬉しいです。
またスポーツチームで働くトレーナーが、シーズン中どんな働き方をしているのか、どのような役割をチーム内で果たしているのかを、このブログを通して知ってもらえたら本望です!
今回は遠征での様子をお伝えしましたが、ホームでの試合のスケジュールはまた少し変わります。
自分が相手側のチームをホストする側なので、相手チーム側の飲み物や、タオルなどを用意して、相手チームが試合中になにか不都合がないように、準備するのもトレーナーの仕事の内です。
ホームでの試合の詳しい様子は前にまとめています↓

最後まで読んでいただきありがとうございました<(_ _)>
最後に一言: アスレチックトレーナーになってからチームの遠征で出されて食べた、〇ミノや〇パジョーンズといったアメリカ大手の宅配ピザの総計は間違いなく100枚を超えています(笑)
はじめはソーセージやペパロニといったお肉の入ったピザを頼んでいたのですが、最近ではそれにも飽きてしまい、何もトッピングが入ってないチーズのみのピザを食べるのが好きです(笑)